アスベスト対策会議の令和6年度議事録

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1041598 更新日 2025年7月18日

第1回

日時

令和6年6月21日(金曜日)午前10時40分~午前11時25分

場所

ZOOM会議(インターネット会議)

出席者

21人

1.報告事項

(1)各種調査について

  1.令和4年度、令和5年度石綿読影の精度に係る調査事業について

  2.石綿健康被害救済制度における平成18~令和4年度被認定者に関するばく露状況調査報告書

  ((独法)環境再生保全機構)について

   疾病対策課長から報告

   質疑なし。

(2)アスベストセミナーの報告について(令和6年3月16日開催)

    疾病対策課長から報告

        以下、質疑等

・市の読影精度調査事業の結果、独立法人環境再生保全機構の救済制度の運用の調査の結果、アスベストセミナーの結果の3点の報告を行った。

・独立法人環境再生保全機構がまとめた報告書というのは、尼崎だけではなく全国における石綿の疾病にかかった人の弔慰金、医療費に係る申請を行って認定される方に対して、任意ではあるがアンケート質問をして回答をしてもらっている。全員に回答してもらっているわけではないが、高い確率で回答をもらっている。

・これまでの職務歴や居住歴の調査において、明らかになっていることは全国の中で尼崎市の認定者数がほとんどのところで一番多い。最長居住歴が尼崎市のところで職業ばく露をして中皮腫、肺がんとなった件数、家庭内ばく露と言われている件数。例えば、夫の作業着を洗って作業着についていた石綿を吸い込んだ奥さんなどの家族。環境ばく露は、職業として働いていないけども近くに住んでいて中皮腫になった件数。すべてにおいて尼崎市では全国の市町村よりも認定件数が多い。特に環境ばく露の件数が圧倒的に多いという状況を新年度において幹部も変わったことから情報を共有しておきたい。

・国全体の調査ではあるが、とりわけ尼崎市においては詳細に調査しておいた方が良いと言うことで、同じ分析において同じ報告書の中で各地区別に分析をなされ、結果として、小田地区が多かったという分析がなされている。皆さんには知っておいてほしい。

(3)「尼崎市災害時石綿飛散防止マニュアル」の運用について(令和5年3月作成)

   経済環境局長から報告

   以下質疑等

・このマニュアルについては経済環境局が代表して説明をしたけれども、都市整備局及び関係局課が連携して対策を講じていかないといけない。全庁的に建物の解体についてはこのマニュアルに基づいてしっかりやっていくようにお願いしたい。

・確認だが、平常時における準備として防塵マスクを備蓄しないといけない、あとは養生用のシートを備蓄するとこのマニュアルにあるけれども、養生用のシートは備蓄できているのか。どういうところに備蓄できているのか。

令和4年度にマニュアルを作成後、令和5年度に熊本県の状況を参考にする中で3,300枚ほど、大人用が3,000枚、子供用が300枚を必要と試算をしている。昨年度にそのうちの1/5である660枚を備蓄しており、残りは速やかに用意したいと考えている。

・今の枚数はマスクの枚数か

   マスクの枚数である。

・養生シートの枚数はわかるか。

   養生シート関係等について、養生ポリシートについては1.8メートル×100メートル 立入禁止標識テープ、ロープ等マスク以外の物については必要量確保が出来ている。

・いつ地震等が発生するかわからないので早めに備蓄をして必要な人が使える様に準備を進めて頂きたい。

・今年度、早急に備蓄するようにする。

(4)アスベスト対策に関する取組一覧について(令和4年度、令和5年度実績の報告)

   疾病対策課長から報告。

   質疑なし

2 その他

・環境省の平成18年以降の調査結果が出たことは非常に大きいことだと思っています。毎年調査しているのか。

 毎年調査を行っている。毎年の結果の積み重ねとなっている。

・会議の前に精読したが、やはり尼崎市の立ち位置の重さをよく理解した。当該調査結果を踏まえると救済制度等の充実に関して、本市としては、国への要望活動を行う際には、他都市に先駆けて主導的役割を果たしていく立場にある。以上のことから会議のメンバーのみなさんもそれぞれの所掌に関係あるなしに関わらず尼崎市で働く職員として目を通して頂きたい。その上で前稲村市長時代から環境省に対して充実を求めているところがある。

・一般的な環境ばく露の救済の充実、更には比較的若年者の方が安心して療養生活が送れるような救済制度の充実を求めてきているがこれについては、機会を捉えて引き続き 国への要望はしっかり行っていかなければならないと思っている。

・もう一つは、本市としても力を入れてきた国からの委託事業である石綿読影の精度に関する調査事業について、各医療従事者の方の一次読影技術を上げていくことは大変重要なポイントになるところである。この事業については今年度がいったん区切りとなるところではあるが、これについてはやはり引き続き内容も充実させてやっていかなければならないとの意識を持っていることから継続ないしはリニューアルをしての実施について時機を逃がさず行っていかなければならないと考えている。保健局においてはその準備をしてほしい。

・経済環境局から説明があった石綿の災害発災時における建物の解体等における今後の被害防止の取り組みというものは全庁的な取組となることなので、やはりこのマニュアルについても特に港湾、道路、建物の公共施設を所管する職員は必ず目を通してから共通意識をもって更なる今後の被害を生じさせない取り組みとしてしっかり力を入れていけたらと考えている。

・最後、患者と家族の会連絡会の力を得て、各地における写真展を引き続き啓発をしていくとともに市民の皆さんに多くの市民の皆さんに知っていただく必要があることからここの啓発活動についても引き続き力を入れていく。

・まだまだこのアスベスト対策会議において確認をしながらやっていかなければならないことから保健局を中心に各局連携をしながら努力していきたい。

PDFファイルをご覧いただくには、「Acrobat Reader」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

保健局 保健部 疾病対策課(尼崎市保健所疾病対策課)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:
06-4869-3053(精神保健、難病対策、他)
06-4869-303206-4869-3019(公害健康補償担当)
ファクス番号:
06-4869-3049(精神保健、難病対策、他)
06-4869-3068(公害健康補償担当)