第5回特別展「豊臣期の尼崎と建部氏三代」

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1038732 更新日 2025年9月25日

イベントカテゴリ: 催し・祭り 文化・芸術

洛中洛外図屏風・尼崎本(左隻・部分)
洛中洛外図屏風・尼崎本(左隻・部分)聚楽第
豊臣秀吉朱印状
豊臣秀吉朱印状 10月8日付 建部寿得軒他2名宛

 本能寺の変後、「中国大返し」として知られる急行軍で備中高松から駆け戻った羽柴(豊臣)秀吉は明智光秀を討ち果たした後、天下人への道を足早に進め、ついには天下統一を成し遂げました。この時期、尼崎近辺の豊臣氏直轄領を郡代として管轄していたのが建部寿徳(得)です。近江の出身で、本能寺の変後に秀吉に仕え、若狭郡代を経て尼崎郡代となり、戦役での兵馬・兵粮の調達・搬送、太閤検地や社寺造営の奉行など、軍備・内政で手腕を発揮し豊臣政権を支えました。尼崎郡代は子の光重、孫の政長に継承され大坂の陣を迎えます。若年の政長は親族池田(下間)重利とともに徳川方として尼崎城を堅守し、陣後、その功績によって1万石を給付され初代尼崎藩主となりますが、2年後に播磨国林田(現姫路市)に転封となりました。

 建部氏三代が尼崎で郡代そして藩主として任にあたっていたのは安土桃山時代後半から江戸時代初期にかけての約30年間です。この間、尼崎は中世以来の港湾を中心として発達した流通・経済都市から、新城と城下町が整備された軍事・政治都市へと変貌を遂げましたが、藩主在任わずかで転出したこともあって、建部氏の足跡は尼崎にほとんど残っておらず、事績についてもあまり知られていません。

 そこで、これまで注目されてこなかった尼崎郡代、初代尼崎藩主を務めたの建部氏三代の足跡や事績を中心に、中世から近世への移行期にあたる豊臣期の尼崎の激動の歴史を振り返ります。

開催期間

2025年10月1日(水曜日)から2025年11月30日(日曜日)まで

開催時間

午前9時 から 午後5時 まで

入館は午後4時30分まで

対象

一般

開催場所

尼崎市立歴史博物館 3階 企画展示室・展示学習室

費用

不要

関連事業

尼崎市立歴史博物館第5回特別展記念講演会「豊臣政権と尼崎」

立命館大学文学部教授 谷 徹也先生に、豊臣政権と尼崎について講演して頂きます。

開催日
2025年11月16日(日曜日)
開催時間
午後2時から午後4時まで
場所
尼崎市立歴史博物館 3階 講座室
申込

必要

11月5日(水曜日)から、電話・ファクスで受付

問い合わせ

及び申込先

尼崎市立歴史博物館 文化財担当

電話 06-6489-9801

ファクス 06-6489-9800

受講料
無料
定員
80名(先着順)

関連事業

歴史ウォーク 秀吉が駆け抜けた道を歩く

本能寺の変後、備中高松から急行軍で戻ってきた秀吉の中国大返しの推定ルートを歩きます。

開催日
2025年10月25日(土曜日)
開催時間
午後1時から午後4時まで
集合場所
阪神電車武庫川駅東口
解散場所
尼崎市立歴史博物館
申込

必要

10月5日(日曜日)から、電話・ファクスで受付

問い合わせ

及び申込先

尼崎市立歴史博物館 文化財担当

電話 06-6489-9801

ファクス 06-6489-9800

参加料
無料
定員
30名(先着順)

ギャラリートーク

日時

2025年10月11日(土曜日)、19日(日曜日)、11月1日(土曜日)、8日(土曜日)、22日(土曜日)

各日午後2時から午後3時

会場
尼崎市立歴史博物館 3階 企画展示室・展示学習室
参加料
無料
申込
事前申込不要
定員
各20名(先着順)

ワークショップ-人形劇-ペープサート「秀吉危機一髪」

日時

2025年11月8日(土曜日)

午後3時から午後4時まで

会場
尼崎市立歴史博物館 3階 講座室
参加料
無料
申込
事前申込不要
定員
20名(先着順)

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 社会教育部 歴史博物館
〒660-0825 兵庫県尼崎市南城内10番地の2
電話番号:
06-6482-5246(企画担当・史料担当)
06-6489-9801(文化財担当)
06-4868-0362(埋蔵文化財専用)
ファクス番号:06-6489-9800
メールアドレス:
ama-rekihakubunka@city.amagasaki.hyogo.jp(文化財担当)
ama-chiiki-shiryokan@city.amagasaki.hyogo.jp(史料担当)