令和7年(2025年) 6月の尼活日記

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印刷 ページ番号1040741 更新日 2025年7月7日

6月30日(月曜日)和歌山視察

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 和歌山の海南nobinos(ノビノス)と和歌山市民図書館を訪問。
 いずれもここ5、6年でできた公立の図書館です。
 海南nobinosは、市庁舎跡地に建てられ、図書館機能だけでなく、市民活動や子育て支援、カフェ、広場などからなる複合施設です。
 和歌山市民図書館は、駅前再開発事業として整備され、こちらも、カフェ、子育て支援機能が併設されています。
 いずれも、単に「読書する」だけでなく、居心地の良さなどを最大限追求し、建物・調度品すべてのデザイン性にこだわった施設になっています。
 尼崎市でも、今、武庫之荘駅南側の大井戸公園内における「新図書館整備計画」を進めています。
 大井戸公園は、もともと、地域の方々に愛されている素晴らしい公園です。
 子どもと遊ぶ、散歩する、リラックスする、仕事する、仲間と活動するなど、それぞれ利用シーンの中に「本」が位置付けられる、そんな図書館にしていけるよう、これからしっかりと構想を具体化していきたいと思います。あわせて、公園そのものの再整備も進め、エリア全体の魅力化に繋げていきたいと思います。

6月28日(土曜日)アスベスト被害の救済と根絶をめざす尼崎集会

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 「アスベスト被害の救済と根絶をめざす尼崎集会」が開催されました。
 「クボタショック」から20年。
 今でも、アスベスト特有の「中皮腫」の発症数は、全国に比べ、尼崎は、ダントツに多い現状があります。
 従業員としてアスベストを吸った、いわゆる「労災」補償の対象者だけでなく、広く、工場周辺の住民が被害(環境暴露)を受けたのも本市の特徴です。
 まさに「緩慢なる惨劇」です。
 かつて肺に吸い込んだアスベストが、長年時間をかけて肺を傷つけ、「中皮腫」となります。
 患者会の皆さんが長年運動をし、事業者や国に働きかけをしながら、救済制度や補償金などを一つひとつ獲得してきました。
 中皮腫の発症は、今後も続くことが予想されますが、今、こうした活動を支える方々が高齢化しています。大きな集会を開催することも難しくなってきています。
 尼崎市は、全国に衝撃を与えた「クボタショック」の地です。
 市としても、被害を受けた方々の立場に寄り添い、今後の健康管理制度の更なる充実、そして、救済制度の更なる充実に向けた国への働きかけを続けるとともに、これまでの患者会や支援者の活動の歴史を引き継ぐ取組に注力をしていく責務があると思っています。

6月26日(木曜日)ラジオ出演

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 「みんなのあま咲き放送局」82.0MHz「しゃちょーずのラジオミーティング」にお招きいただきました。

6月26日(木曜日)車座集会「みんなの尼活皆議」

070626車座集会

 本日は車座集会「みんなの尼活皆議」。
 今回は、来年4月の児童相談所設置にあわせ、本市の仕事となる「里親」の支援などについて、里親当事者から様々なご意見を伺いました。
 例えば、特別養子縁組への一定の支援、ケースワーカーと里親の顔の見える関係づくり、里親の認知度向上や企業の理解促進、里親と役所のやり取りのDX化などです。
 我々としては、いちからスタートするプロジェクトです。
 手探りではありますが、今回のご意見も踏まえ、胸を張れる「里親支援センター」を設置できるよう、里親の皆様とも一緒に準備していきたいと思います。
 それにしても、皆さんパワフルです。元気をもらいました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

6月24日(火曜日)定例記者会見

070624定例記者会見

 本日の定例記者会見。
 「子ども子育てアクションプラン」に基づいて、一つずつ着々と進めていきます。
 一つは、こども医療費。すでに無償化されている就学前に加え、今回、高校生まで対象を拡充するとともに、小学校から中学生は最大400円へと軽減させます。この7月から実施します。
 もう一つは、児童ホーム(児童クラブ)とこどもクラブにおける長期休業期間(夏休みなど)中のお弁当配送を開始します。
 経済的だけでなく、時間的、精神的負担を軽減させることが大切であり、お弁当配送は、共働き家庭などの負担軽減につながる施策です。
 政策は、ある程度のバランスが大切です。
 ラーメンに例えるのもなんですが、チャーシュー「だけ」立派でも、麺「だけ」おいしくても、行政の目から見たらバランスが悪くなってしまいます。
 スープ、チャーシュー、麺、その他トッピング、お店の雰囲気など、全体的に質を上げていくことが、住みやすい魅力的な尼崎に近づく一歩だと思っています。
 できるだけきめ細やかな視点を持ちながら、引き続き、「働く」も「子育て」も応援できる街づくりを進めていきたいと思います。

6月22日(日曜日)夢を叶える音楽イベント

070622夢を叶える音楽イベント

 ご縁あってADHD当事者として活動されている「かなかな」さん主催の音楽イベントに顔を出させていただきました。
 3名のボーカルとドラムスの方が出演されましたが、それぞれ超個性的。笑いあり感動ありの演奏会でした。
 支援者の方々が関わったイベントは私も何度も足を運んでいますが、障がい当事者が手作りで作り上げる音楽イベントは初めてでした。
 かなかなさんは、皆さんにもっと発達障害のことを知ってもらいたいし、いろいろな方とも交流を深めたいと頑張って活動されています。
 その前向きな姿勢に元気をもらいました。

 帰りには、同じビルにお店を出しているアイスホッケーのお店に。
 尼崎にアイスホッケー専門店??
 ちょっと驚きましたが、元日本代表が尼崎におられたり、スポーツの森でアイスホッケーの試合もしているとのこと。
 良い情報をもらいました。

6月21日(土曜日)ハンセン病問題を考える尼崎市民の会

070621ハンセン病問題を考える尼崎市民の会

 ハンセン病問題を考える尼崎市民の会で挨拶。
 ハンセン病の無理解はまだ世界でも根強く、日本におけるらい予防法等の保健衛生行政の歴史は、学び続けていく必要があります。
 かつての療養者は、高齢化によってどんどん減っているからこそ、語り継ぎ、行政においても謙虚な姿勢で、権力の在り方を考えていくことも大切と考えています。

6月20日(金曜日)尼崎武庫川工業団地50周年記念式典

070620尼崎武庫川工業団地50周年記念式典

 尼崎武庫川工業団地50周年記念式典にお招きいただきました。
 武庫川沿い南部の平左衛門町に、昭和50年7月、27社でスタート。
 市内が宅地化が進む中で、住工混在・公害防止に悩む企業がまとまって南部に引っ越しをしたのが始まりです。
 この時代は、行政が関与する形で、中小企業が「工業団地」を形成する時代。市内にも9つの工業団地ができました。
 港湾地域は下水が通っていません。このため、工業団地で下水処理施設を準備しなければなりません。
 こうした中で、皆さんで助け合って乗り越えてこられました。
 今は20社で団地を形成していますが、団地設立時の企業のうち、残っている企業は7社のみ。
 ニクソンショック、オイルショック、バブル崩壊、リーマンショック等、多くの危機に直面し、この50年決して簡単な道のりではなかったと思います。
 改めて敬意を申し上げたいと思います。
 団地内の各企業は世代交代の時代です。
 2代目、3代目の若手社長も頑張られています。
 そうした若手社長の頑張りを、市としてもしっかりと応援していきたいと思います。
 ちなみに、南部港湾地域は、戦前は民間主導で埋め立てられたとのこと。
 大正時代から浅野財閥が設立した「尼崎築港」が埋め立て、戦後は、港湾埋め立ては県の仕事となりました。
 武庫川工業団地のある「平左衛門町」は、かつては西宮市(鳴尾村)の飛び地。
 同じく、尼崎市の西宮市側の飛び地であった「田近野」と、昭和44年に土地交換をし、尼崎市に編入された土地です。
 「平左衛門」とは、当時開拓した方の名前とか。「又兵衛」とか「道意」も開拓者の名前のようです。
 尼崎築港も、株式会社として、東京・銀座に本社を構え、今も、不動産賃貸業をされているのも驚きです。

6月19日(木曜日)地域政策本部会議

070619地域政策本部会議

 本日は、庁内会議の一つ「地域政策本部会議」が開催されました。
 尼崎市内には6つの区域があり、それぞれに「地域振興センター」が置かれています。
 会議では、各地域振興センターの所長が集まり、それぞれの地域の課題や取組の方向性を共有します。
 本市の各地区は、政令市であれば「行政区」、東京都(大都市特例)であれば「特別区(区長は選挙で選ばれる)」に類似する概念です。
 住宅地、商業地など、各地域には成り立ちも含め様々な特徴があります。
 市政全体の課題や方向性(協働、防災など)を共有しつつ、各地域の良さをどうやって伸ばすかを考えることが大切です。
 各地域振興センターには、既存の発想にとらわれず、それぞれの地域の良さを伸ばすための政策遂行を期待しますし、そういった視点から本庁の各部局もサポートしていきたいと思います。

6月17日(火曜日)当選証書付与式

070617当選証書付与式

 尼崎市議会議員選挙で当選された皆様への当選証書付与式に同席いたしました。
 付与式のあと、当局の紹介も兼ねて挨拶をさせていただきました。
 選挙を経て、新人の方も入り、雰囲気ががらりと変わり、改めて気の引き締まる思いがします。
 任期は6月27日から。
 議員の皆様には、市民の声を代表して忌憚の無いご指導を賜れますと嬉しく思いますし、当局は当局で市政発展を中心に据えて虚心坦懐に仕事をしていきたいと思います。
 これからどうぞよろしくお願い申し上げます。

6月15日(日曜日)芸術・スポーツイベント

070615芸術・スポーツイベント

 この土日は芸術・スポーツのイベント目白押しでした。
 タイガースと連携した「エ虎フェス」。球場ができてから初めてのエコ啓発イベントです。
 ベイコム陸上競技場では「尼崎ボウル」。SEKISUIチャレンジャーズ対神戸大学レイバンズ。スポーツ産業の発展について考える良い機会です。
 アルカイックホールでは、芸術文化協会主催・尼崎の邦楽指導教室「新絃社」90周年記念演奏会と山岡記念財団主催の「公開レッスンコンサート」。
 白髪一雄記念室では、大阪・関西万博に合わせた「具体」と大阪万博との関わりを紹介した企画展が開催されています。
 大物駅近くでは、阪神電車ミューラルアートも披露されています。今後さらに拡大していくことに期待です!
 これだけ、市内で様々なイベントが開催されること自体、尼崎の活気を感じ、ありがたく思います。
 多くの職員も関わってくれています。感謝です。
 皆さんの力を借りながら、「活気のある尼崎」に向けて、全庁挙げて取り組んでまいります。

6月10日(火曜日)あすてっぷコワーキング視察

070610あすてっぷコワーキング視察

 神戸市が設置する女性のはたらくを応援するスペース「あすてっぷコワーキング」を見させていただきました。
 かつて課題となっていた、女性の労働力率のM字カーブ(結婚・出産をする年齢になると顕著に労働力率が下がる)は解消しつつあるものの、男女間の賃金格差(22%くらい)は依然とあり、また、非正規割合も女性の方が高い状況(いわゆるL字カーブ)にあり、コロナ時などには、非正規の女性の雇止めが大きな課題となりました。
 一方で、働き手不足の中で人材の流動化も進んでおり、企業の多様な働き方の推進と、子育て世代の労働参加、さらにはキャリア開発支援が重要ということで、神戸市は市内3か所にコワーキングスペースを設置しています。
 国の補助メニューがなく、多くが一般財源で運営されているようです(こういった分野にも、雇用保険特会などが使えたらよいのにと思います)。
 尼崎市も、立地上、利便性が高いこともあり、近年は、夫婦二人で働きながら子育てをする世帯が増えています。そうした視点から考えたときに、こういったコワーキングスペースは非常に参考になる取組です。
 企業は企業で、多様な働き方を進めないと働き手の確保が難しい時代となってきています。
 しかし、発想を変えれば、子育てや介護中の方々や、地方に暮らしている方々の活躍のチャンスでもあると言えます。
 「男女共同参画」も、ジェンダーや人権という視点からのアプローチもさることながら、労働政策や経済政策の視点もますます重要な時代になってきていると思います。
 本日参加した職員の皆さんも、様々な課題意識や思いを持ったことと思います。
 職員の皆さんとも、地域における働き方改革、子育て支援、そして女性の活躍推進について、俯瞰的視点を持ちながら、議論を進めていきたいと思います。

6月4日(水曜日)東京出張

070604全国市長会など

 6月3日、4日と全国市長会で東京出張でした。
 来年度予算に向けて市長会の要望を取りまとめる季節です(これら要望を受けつつ、政府は「骨太の方針」をまとめ、概算要求・予算編成へとつなげていきます)。
 市長会があるときは、同時に、普段足を運べない様々なところに足を運ぶようにしています。
 尼崎には、東京に本社がある大企業の工場もたくさんあります。
 そうした本社の社長さんのところに挨拶に行き、尼崎にある工場の状況などについて意見交換もし、地元の思いも伝えてきます。
 地元の工場に設備投資をし、また、土地の有効活用をしていただくことはとても大切です。
 万博チケットの寄付をいただいた住友ベークライトさんには、寄付のお礼もしてきました。
 スポーツ庁や(独)日本スポーツ振興センターにも訪問をし、これからの競技スポーツの動向やアリーナビジネスについても意見交換をしました。
 池袋では、全国的に注目された公園再整備である「南池袋公園」の様子も見てきました。阪神尼崎駅前のセントラルパークも負けていないと思いました。
 一つひとつの面会がすぐに何かにつながるわけではありませんが、市内にある様々な資源の有効活用やネットワーク構築には、こうした日頃の意見交換が大切ですので、引き続き、積極的に対外的なコミュニケーションを図っていきたいと思います。

6月2日(月曜日)防火協会総会

070602防火協会総会など

 防火協会総会で挨拶をしました。
 「防火協会」は市内事業者で構成される防火の普及啓発や訓練を行う協会です。
 市内には、炉やプラントなど、火器や危険物を取り扱う企業がたくさんあります。
 こういった企業では、常に、安全教育の観点から、防火に向けた取組がなされており、本市消防局とも連携をしています。
 過去に比べ火災は減ってきていますが、市内大工場等でひとたび火災が起きたら、大変な惨事になります。
 官民連携して、市内での大規模火災の発生防止に向けて、「備え」の徹底をしていきたいと思います。
 
 隣の「中消防署」では、全国消防救助技術大会に向け、消防職員が訓練中でしたのでしばし視察。
 日々の訓練に励んでいる職員の皆さんの姿は、大変心強く感じました。
 大会は8月に開催されます。活躍を期待します!

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