令和7年(2025年) 7月の尼活日記

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1040742 更新日 2025年7月14日

7月12日(土曜日)フリースクール合同説明会

070712フリースクール合同説明会

 市内のフリースクールの担い手の皆さんが協力しながら、保護者の皆さんを対象に、説明会を開催しています。
 本市教育委員会事務局の職員も同席し、教育委員会における不登校支援の取組や、今後設置予定の「学びの多様化学校」の取組も情報提供させていただいています。
 フリースクールの皆さんと教育委員会事務局の皆さんが、ともに説明会に関わっているだけでも、私にとっては、隔世の感を感じます。
 フリースクールに通うお子さんの支援については、昨年度、本市のほか、明石市と稲美町が補助制度をはじめ、今年度からは、兵庫県が補助制度をメニュー化しました。
 徐々にお子さんたちのフリースクールでの学習機会は充実してきていますが、根本的な制度問題は、解決されていません。
 実は、フリースクールの問題は、憲法問題まで行き着くのです。
 「第八十九条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」
 憲法では、「公の支配に属しない」教育や博愛の事業に対し、公金を支出し、または公の財産をその利用に供してはならないとされているのです。
 政教分離と密接にかかわる規定でありますが、このことによって、「公の支配」に属するとされる「学校法人」(私立学校法により許認可や指導監督を受けることになっています)にだけ、法律に基づき「私学助成」が措置されるという仕組みになっているのです。
 我々がやっている「フリースクール補助」という仕組みは、あくまでも、通学する子どもの「保護者」に対する「家計支援」であって、フリースクールの事業そのものに対する補助ではない、というのが、法律論での整理になるわけです。
 そして、国での措置はしづらい分野なのです。
 今、地域では、不登校のお子さんを持つ当事者として、また、その実態を「何とかしたい」と思い、行動を起こされている方々が増え、様々な学びの場が作られています。
 そのことによって、平日の過ごす場所や学ぶ機会が保障されている子どもが、実際にいることも間違いありません。
 将来的に憲法改正をするのであれば、「憲法第89条」は見直されるべきでしょう。
 そうでなければ、学校法人(私立学校)以外の教育の担い手を、公の制度の対象とし、今後、発展させていくことは、事実上難しいのです。
 もちろん、憲法改正をするならば、同時に、高校入学や大学入学の資格の在り方も、当然見直しをしていかなければなりません。
 「学校」卒業だけでなく、一定の要件を満たすフリースクールの「卒業」も入学資格として認めたり、また、私学助成の対象の範囲についての議論も必要です。
 いずれにしても、こういった議論のスタートは、「憲法」に行き着くのです。
 とかく、9条などが注目されがちな憲法改正の議論ですが、実は、「フリースクール」も憲法の規定と密接に関係しているのです。

7月12日(土曜日)ボーイスカウト尼崎地区後援会総会

070712ボーイスカウト尼崎地区後援会総会

 ボーイスカウト尼崎地区後援会の総会で挨拶させていただきました。
 ボーイスカウトと行政の関係は、100年以上の長い歴史があります。
 発祥はイギリスで、慈善活動や体験活動の重視は、キリスト教文化を引き継いでいる側面もあると思います。
 日本でも古くから普及し、多くの篤志家によって、子どもたちの体験活動が支えられてきました。
 今でも、ボーイスカウトは、指導者の方々はもちろん、会員の会費と篤志家の支援によって成り立っています。
 同じように、子ども会や少年団などの(利益団体ではない)中間的な団体の存在も、地域や子どもを思う親や篤志家によって支えられ、子どもたちの地域活動の機会の保障に大きな役割を担ってきました。
 現代になり、多くの体験活動が、民間(習い事など)によっても提供されるようになりました。
 「子育てにお金がかかる」と言われるようになって久しいですが、以前から、こんなにお金がかかっていたわけではありません。
 公立・国立の学校の学費が上がってきていることも要因ではありますが、同時に「習い事」などのプライベートセクターが充実していくことによって、教育サービスの充実とともに、私費負担額が上がり、教育格差(体験格差)が大きくなっているとも言えます。
 致し方のない側面はありますが、行政として、非営利の中間団体の活動を応援し、できるだけ、地域での体験活動の普及・促進を継続的に進めていくことも、大切な役割と思っています。
 尼崎では、「子ども・若者応援基金」という、「企業版ふるさと納税」などを原資として、こうした活動を支える仕組みも用意しています。
 多くの皆さんに支えていただき、子どもたちが、地域で体験できる活動の充実に尽力していきたいと思います。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

7月9日(水曜日)みずどうおにぎりこども食堂視察

070709みずどうおにぎり子ども食堂

 みずどうおにぎりこども食堂を訪問。
 地元の企業が、多くのスポンサーを得て運営されています。企業のいち事業として、従業員を巻き込んで実施しています。
 今の子どもが置かれている現状や、これからの社会のことを考えて、地域社会のために献身的に活動している姿に頭が下がる思いです。
 それにしてもご飯が立派!私も少しだけいただきましたが、これは子ども達大喜び間違いなし!

7月5日(土曜日)、6日(日曜日)長崎出張

07070506長崎出張

 ボートレース関係の会議で長崎へ。
 その足でジャパネットホールディングスが手掛けた長崎スタジアムシティを視察。
 九州の最西端でスポーツビジネスの展開をどのように手がけていくか興味深いお話もお伺いでき地域創生のヒントを得ました。
 空港近く大村市には、県と市で建設した図書館があります。共同して建設したことにより単独で建設するより機能性が格段にアップ。人口も増加中とのこと。本市が構想している新図書館の参考にさせていただきます。

7月5日(土曜日)保育士就職フェア

070705保育士就職フェア

 尼崎市保育士就職フェアが開催されました!
 保育園、認定こども園及び小規模保育事業所を運営する法人が業務内容等を紹介するだけでなく、ハローワークなどとも連携し、助成制度などの相談もできるブースが用意されていました。
 市役所と尼崎市法人保育士会が連携して実施していますので、安心してご相談いただけます。
 事前申し込み不要で、気軽にご参加いただけるということで、保育士をめざす様々な世代の方の相談に対応しています。

7月4日(金曜日)Goodマナー&クリーンキャンペーン

070704Goodマナー&クリーンキャンペーン

 Goodマナー&クリーンキャンペーン。
 市内各地でクリーンキャンペーンとしてゴミ拾いが予定されています。
 本日は阪急塚口駅前。近隣の企業の皆様にもたくさん協力いただきました。ありがとうございました。
 皆さんで駅周辺をきれいにし、住みやすい街へと発展させていきましょう!
 
 帰りがけに、駅前のSOCOLAに立ち寄り、「あまやさい」の代表格「コテラトマト」を購入。
 スーパーでは、SOCOLAでしか買えない希少トマト。
 完熟してから収穫するので甘さ抜群。
 帰宅後、思わず3つも平らげてしまいました。

7月2日(水曜日)租税教室

070702租税教室

 市内小学校で実施された「租税教室」を見学。
 税理士会の皆さんが手分けをして、「税」について授業をしてくれています。
 「租税」というと大変難しい課題ですが、「図書館をつくるのに、誰から、どれくらい税金をもらったらよいか」といった具体的な課題を出して、皆で考えてもらうことによって、子どもたちも、わいわいと議論しながら必死に考えてくれていました。
 7月3日から参議院選挙。一つの争点は「減税」か「給付」か。
 正解のない世界ですが、今回のような授業の経験を通じて、将来の有権者としての感性や見方が育っていってくれると良いなと思います。

PDFファイルをご覧いただくには、「Acrobat Reader」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

秘書室 秘書課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁南館2階
電話番号:06-6489-6008
ファクス番号:06-6489-6009