高齢者サポートサービスの契約をするときは

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1041936 更新日 2025年9月19日

令和7年9月1日

イメージ図

近年、高齢者の単独世帯が増加傾向にあるなか、高齢者を対象とする、身元保証や日常生活の支援、死後事務等を行う「身元保証等高齢者サポートサービス」が広まってきています。一方で、こうしたサポートサービスをめぐり、事業者に関する問い合わせや「契約内容をよく理解できていないにもかかわらず、高額な契約をしてしまった」などの契約時のトラブルのほか、「解約時の返金額に納得できない」など、解約時のトラブルについて相談が寄せられています。

トラブル事例

  • 一人暮らしのため、今後入院したり、賃貸住宅に入居したりする際の心配が出てきた。福祉の窓口に相談したところ、身元保証などのサポートサービスをする事業者について情報提供され、事業者から話を聞いたうえで申し込みをした。入会金、身元保証支援費用などが約40万円、月会費が3000円である。しかし、よく考えると高額であり、具体的にどのようなサービスを受けられるのかなど、契約の内容もよくわからないまま契約してしまい、不安になった。解約できるか。
  • 老人ホームに入居するにあたり、身元保証が必要だと言われ、事業者の身元保証サービスを勧められた。後日、入居予定の老人ホームにて、事業者の担当者から長時間にわたって説明を受けたが、契約内容を理解できないまま契約し、担当者に100万円を支払った。後になって契約内容を調べたところ、生活支援サービスや葬儀サービスなどが含まれている契約であることがわかった。身元保証以外のサービスを解約することはできるか。
  • 老人ホームから高齢者住宅に転居することにしたが、身元保証人がいないため転居できずにいたところ、知人に身元保証サービスなどを提供する事業者を勧められた。事業者から「定期的な安否確認を行うため緊急時の対応もスムーズにできる」と言われ、140万円を支払って契約した。契約から1年ほど経つが定期的な安否確認がなかったり、緊急対応のために必要な書類が一向に作成されなかったりするなど、事業者に不信感が募ったため、解約を申し入れた。解約は承諾されたが返金額について何らの説明もないまま、50万円だけが振り込まれた。十分なサービスを受けておらず、納得できない。

トラブルに遭わないために

  • 事業者によって提供されるサービスの内容や料金体系が様々です。契約をする際には、自分の希望を整理した上で、しっかりと伝えましょう。
  • サービス内容が自分の希望に合っているか、料金、預託金の用途や解約時の返金条件などをよく確認しましょう。
  • 契約内容がよく理解できなければその場で判断せず、周囲の人に相談するなどして、十分に検討しましょう。国の「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」のチェックリストなども参考にするとよいでしょう。
  • 契約内容を周囲の人にも理解してもらうよう心がけましょう。
  • 契約や解約に際しトラブルになった場合はすぐに尼崎市消費生活センター(消費生活相談:06-6489-6696)へご相談ください。

 

このページに関するお問い合わせ

危機管理安全局 危機管理安全部 生活安全課 消費生活センター
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館8階
電話番号:
06-6489-6690(消費生活に関すること)
06-6489-6688(計量業務に関すること)
ファクス番号:06-6489-6686